TINY MUSIC LIFE

音楽を仕事にする方法やビジネス論、考察や小ネタなどをお届けする音楽情報ワンパーソンメディア。by TINY RECORDS八木橋一寛

2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

TINY RECORDS的今月の在宅BGM:9曲【2020年8月】

アーティストや楽曲をレコメンドする。 というのは時代なのか歳なのか、これまで散々やってきたからなのか、果てはSNSの普及などによる情報収集方法の変化からなのか、理由はいくつかあるような気はしますが、なんにせよ今現在は自分でそれをしたいという気…

大好きな日本のインディーバンド10組①【2010年前半あたり】

以前、インディー&若手おすすめ邦楽バンド/アーティスト10選【2020年】という記事を書きましたが、今回はそのスピンオフ的な内容を。 2010年前後あたりから10年代中頃まで、毎月4回前後のペースでライブ&DJイベントの主催をしていたのですが、そのころに記…

「何もしないかめっちゃ何かするかのどちらか」という音楽アーティストへの回答

「何もしないか、めっちゃ何かするかのどっちかかな?」 コロナショック以降、ミュージシャンの友人・知人に現状の活動指針などを問われた際にいつも即答している私の回答です。 これを言い始めてから3ヶ月は立っていると思いますが、相変わらず、というより…

時代は思うほど急に変わらないので、音楽業界もそうかもしれないというお話

加速度的な世の中・時代の変化を多くの知識人やビジネスパーソンが声高に唱えて久しいです。 今年42歳を迎える私ですが、これまでそういった方々の未来予測がその通りに進んだ事を記憶の限りではほとんど感じた事がありません。 ”変わりそうな機運”のような…

【オンラインショップオープンへの道② 】バンドTシャツ専門古着屋を作るまで(仕入れ編)

案の定、スパンが空いてしまいましたが、バンドTシャツ古着屋のオンラインショップ開業譚の2回目です。 空いてしまったこの間、全くこのバンドT屋さんを放置していた訳ではありません。 この期間は主に商品仕入れを行なっていました。

ライブハウスの感染対策への取り組みの素晴らしさ【コロナ禍】

このブログでも 「ライブハウスは他業種に比べても対策は徹底している。」 と何度か触れていましたが、私は音楽好きで仕事にもしている立場なので、具体例を挙げないと単に擁護しているように伝わってしまう事もあると感じ、今回は私が見た範囲でのその具体…

オトナとアーティストが揉める罠。作品と商品の折り合いの難しさ

音楽ファンならどこかしらで一度は目や耳にした事があるであろう、ミュージシャンによる業界関係者(大人)への否定的・批判的な意見。 そうした意見には様々な事柄を挙げたケースが存在しますが、根幹にある理由は一つだと思っています。 アーティストは"作…

ダニエル・ジョンストン追悼展へ。思いがけず作品購入も

昨日は予告通り、ダニエル・ジョンストン追悼展へ。 が、更新が予告より1日遅れてしまったのは、その足でゴキゲンで新橋で呑んでしまった為でした、、、 というのも、Twitterなど各SNSではすでに投稿していましたが、追悼展で展示販売されていた絵を購入した…

コロナ禍での音楽業界や仕事について触れた記事を書く理由

これでも私、意識的にコロナ関連の記事を書かない努力をしています。 努力をしていますが無視はできないので触れています。 現状、音楽関連ビジネスにおいて手放しで喜べる出来事は起こりえませんし(瞬発的な良いことは起きますが)、それは解消すべき課題…

音楽イベント主催者が得る幸福感について

「音楽イベントやフェスを主催したい!」 SNSなどを見ているとそんな投稿を見かける事や、実際に会話をしている中でもそんな風な目標を耳にする事が多々あります。 それを言った人が思っている5倍くらい、私は嬉しいです。 折しものコロナ禍で本当は全然触れ…

拡大は捨て、既存ファンのみをターゲットに(広げて駄目なら閉じてみるというお話)

ウィズコロナ時代の音楽業界の在り方。 のような意見交換や議論が飛び交う中で、私自身もそうした話をする事も多くありました。 現状フリーランスとして活動をしていますので、どこか具体的な業種の立場でそれに向き合うというよりも、感覚的にはもう少し俯…

ロックバンドが私を惹きつける理由

今日はロック音楽が長い間大衆音楽の中心であり続ける理由について触れてみたいと思います。 まず演奏者側になる事を考えてみた場合、ピアノやバイオリンなどクラシック音楽で用いられる楽器演奏と比較すると、ギターやドラムなどロックバンドで用いられる楽…

ロックファンの新参・古参のマウンティング合戦に終止符を

兼ねてからしばしば見受けるロックファンにおける古参と新参のいざこざ。 「若いファンは分かっちゃいない。」 とか、 「そのバンドのルーツはこのバンドだからそれを聴いてからにしろ。」 等々。 ピュアな若いファンに対して往年のファンがマウンティングす…

イベント入場者数制限緩和の再見送りとその制限内容の問題点

当初は8月1日に緩和を予定し、感染拡大の懸念により8月末まで延長措置をしていたコンサートやスポーツなどの集客人数の制限措置。 この再延期を調整中とのニュースが昨日出されました。 現時点では"調整中"との事なので決定では無いようですが、 こういった…

レコーディング音源に熱狂するという音楽の楽しみ方

今でこそ、ライブに関わる仕事がメインとなっていましたが、元々は仕事としてもレコードやCD販売店を営んでいましたし、個人で音楽を楽しむ手段もライブよりも音源にそのウエイトを置いていました。 これはきっと、(ザ・ブルーハーツを除けば)音楽に熱狂し…

【魅惑のMVクリエイター③】 Björk(ビョーク)とミシェル・ゴンドリー

MV(ミュージック・ビデオ)にフォーカスし、そのクリエイターとミュージシャンをご紹介していくこの企画。 第3回目となる今回は、 Björk(ビョーク)とMichel Gondry(ミシェル・ゴンドリー)にフォーカスしてご案内していきたいと思います。

視聴デバイスへの意識を。消費者次第の音楽ライブ配信再生環境

昨日はスパソニ延期についての話を挟みましたが、今日もまた音楽ライブ配信についてのお話です。 以下の前回記事では、リアルな音楽ライブをそのまま配信に落とし込むには、音響環境の再現が困難であるという事にも少し触れました。 この話の中でこの視聴者…

SUPERSONIC(スーパーソニック)開催延期に思う事

SUPERSONIC(スーパーソニック)の開催延期が今日アナウンスされました。 ご存知の無い方に向けて改めてこのSUPERSONICを説明しますと、国内の4大夏フェスに数えられ毎年8月に開催される「SUMMER SONIC(サマソニ)」が、今年は東京オリンピックとの兼ね合い…

音楽ライブ配信はリアルの代替として作るべきか別物として作るべきか

昨日の記事に引き続き、今日もライブ配信にまるわるお話を。 「音楽ライブ配信が同業界の窮地を救うコンテンツになり得るのか?」 といった内容の議論や意見交換がこの数ヶ月至る所で行われてきたと思います。 観客を入れた公演が行えないという甚大な収益ロ…

無観客ライブ配信で告知から消えた会場名から感じたこと

ライブ会場で言うと、私はこれまで東京都内のライブハウス3店舗でブッキング業務を行なってきた過去があります。(どれもフル勤務のような形ではないのですが。) ですので、コロナ禍に限らず、これまで音楽業界の仕事をしたり、このブログなどでも物を書い…

【My Favourite gigs①】Massive Attack(マッシヴ・アタック)at FUJI ROCK FESTIVAL '10【フジロック】

昨日の記事で、「やっぱり、ポジティブ情見出しに【My Favourite gigs】と書いた通り、これまで様々なライブを観てきた中でも特に印象深く記憶に残っているものを取り上げていこうと思います。 初回となる今回は、2010年のフジロックでのMassive Attack(マ…

「アメトーーク! ~夏フェス行きたい芸人~」でポジティブ情報のみの気持ち良さを再認識

昨日、 2020年8月6日(木)放送の「アメトーーク! ~夏フェス行きたい芸人~」。 あくまでも私のタイムライン上ではありますが、音楽好きやフェス好きの好意的な投稿で賑わっていました。 近年テレビはすっかり見なくなっていますが、ワイドナショーとアメ…

バンクシー展「天才か反逆者か」へ。フォトレポートとマーケティング&プロモーションの学び

昨日はバンクシー展「天才か反逆者か」へ。 とても楽しみにしていたので待望、というやつでした。 10代の頃から人並みにストリートアートは追いかけてきたので、もともと作品としてバンクシーは好きだったのですが、近年は以前にも増してバンクシーの魅力に…

コロナ禍でのライブハウス体験で感じた参加者の意識のズレと所感

3月27日を最後に、ライブハウスなどの酒類の提供を行う飲食店への入店はおろか、電車にさえ乗る事なく7月までの3ヶ月間、いわゆるステイホームやテレワークをして過ごしていました。(厳密には5月に1回だけバンドTシャツ古着の買取で電車乗りましたが。) 非…

繰り返される自粛要請とコンサート業界・ライブハウスの現在

東京都では8月3日〜31日の間、酒類の提供を行う飲食店やカラオケ店に対して営業時間の短縮要請が再び出されました。 これを受け、SNS上などではライブハウスやクラブを含めた多くの飲食店関係者の怒りや悲痛の声が投稿されています。 このブログでは政治的な…