TINY MUSIC LIFE

音楽を仕事にする方法やビジネス論、考察や小ネタなどをお届けする音楽情報ワンパーソンメディア。by TINY RECORDS八木橋一寛

STAY HOME/新型コロナウイルス関連

STAY HOME、新型コロナウイルスに関連する記事です。

音楽フェス批判を見て感じた「黄色は止まれ」に対する考え方の違い

音楽業界の中でも、昨今は主要産業でもあり、アーティストの重要な収入源となっていた音楽フェスティバルの中止が立て続けにアナウンスされている事は、報道でご存知の事かと思います。 大きな理由としては、新型コロナ感染拡大の状況を鑑みてという事は言う…

【NAMIMONOGATARI2021】万全な対策=安全という誤解についてと、問題視すべきは感染者の発生有無ではなくガイドラインからの逸脱である事

「NAMIMONOGATARI2021」の開催状況によって、現時点でのフェス再開否定派や、ネット上に存在する燃やし屋に絶好の大義名分を作ってしまったのは確かですが、"感染の有無"や"感染者数"がバッシングの対象となることについては、非常に疑問を感じます。 という…

悪意のネーミング「密フェス」と「音楽フェス=密」はまた別の話

新型コロナウイルスの感染拡大により、中止や延期の相次いでいる音楽フェスティバル。 前回の記事では、3日間の有観客開催を終えたフジロックについて触れましたが、その中で私は、「フジロックはルール内での開催」と強調をして書いていました。 そのすぐ後…

フジロックに集まるヘイトやネガ。フェス再開の出口とは?

FUJI ROCK FESTIVAL '21(フジロックフェスティバル '21)が8月20〜22日の3日間開催されました。 来場者キャパシティは例年の半分以下とし、酒類の販売や持ち込みは禁止など、感染対策を考慮したイレギュラーな形での開催となりました。 また、YouTubeのフジ…

オリンピック基準では緩和しなかったライブコンサートへの規制

既に多くのミュージシャンや音楽業界関係者が、不満や憤り、そして落胆の声を挙げていますが、東京オリンピック開催とコロナ感染対策による規制や自粛について、どの点についてそう感じているのかを音楽業界関係者目線で整理してみたいと思います。 「オリン…

GWに1万人規模の音楽フェスを開催したビバラ、ジャパンジャムに関する賛否と考察

ゴールデンウィーク期間中に、1万人規模の二つの音楽フェスが開催され、その賛否の声が立ち上がっています。 ひとつは、さいたまスーパーアリーナで5月1日〜5日に開催された『VIVA LA ROCK 2021(ビバラロック2021)』。 もうひとつは、千葉市蘇我スポーツ公…

グラストンベリーにイギリス政府から1億3500万円の文化支援基金が支給

昨年2020年7月に発表されていた、イギリス政府による15億7000万ポンド(約2300億円)の文化支援基金。 今年に入り、この予算は18億7000万ポンド(約2800億円)に増やすことも公表されています。 この支援金により、グラストンベリー・フェスティバルに対し、…

サマソニ清水社長インタビューで知った「洋楽コンサートは対象外」とする政府の補償

「このままではつぶれる」サマソニの窮状 政府の補償、洋楽は対象外 「アーティストの来日、柔軟に」 という、なんともシビれる見出しの記事が飛び込んできました。 この記事は、朝日新聞によるインタビュー記事となっており、インタビュー対象はサマーソニ…

老舗ライブハウス「ロフト」社長のコロナ禍のインタビュー記事を受けて

老舗ライブハウス、ロフトグループ社長へのインタビュー記事が先日2月20日に弁護士ドットコムニュースに掲載されていました。 Yahoo!ニュースでも拾われていたので、ご覧になった方もいらっしゃるかと思います。 コロナショックを受けてのライブハウス経営者…

コーチェラが3度目の延期発表。「行かない1年」を皆が知ってしまったという新たな懸念や不安

世界最大級の野外音楽フェスティバル『コーチェラ・フェスティバル』の3度目となる延期が先週発表されました。 先日グラストンベリーの中止もアナウンスされたばかりでしたので、多くの音楽ファンにとっては覚悟していた事かとは思われますが、このコーチェ…

第3次補正予算の文化芸術活動支援に関する質疑で再認識できたもの

「コロナ禍における文化芸術活動支援」を含む、第3次補正予算が1月28日の参議院本会議で可決されました。 この予算案可決前に共産党の小池晃議員によって行われた、萩生田光一文科大臣や梶山弘志経産大臣に対する質疑が話題に挙がっていましたので、今日はこ…

英グラストンベリーフェスティバルが2年連続の開催中止を発表

一昨日、世界最大規模を誇る英国の野外音楽フェス「Glastonbury Festival(グラストンベリー・フェスティバル)」の2021年の開催中止が発表されました。 中止は2020年に続き2年連続となり、その理由はもちろん新型コロナウイルス感染拡大によるものです。 主…

収入半減以上が7割、「死にたいと思った」が3割。音楽・映画・演劇業界を対象としたアンケート結果を受けて【コロナ禍】

【コロナ禍で「死にたいと思った」人が3割。音楽・映画・演劇業界から悲鳴、補償を求める声相次ぐ】 なかなかにヘヴィでショッキングな見出しがハフポストに公開されました。 今日はこの記事について触れていきますので、「自分も同じように感情がネガティブ…

「#SaveTheDance」署名および緊急記者会見実施に寄せて

#SaveTheDance というハッシュタグのもと、署名活動が現在行われています。 どういった署名活動かというと、二度目となる今回の緊急事態宣言を受け、 【クラブ/LIVEハウス/ミュージックバー、及びダンスフロアやDJブースのある文化的施設の存続、実演家の活…

「音楽のオンラインライブ視聴に関する実態調査」に知りたい消費者心理が詰まっていました

この「音楽のオンラインライブ視聴に関する実態調査」は、2006年9月に設立されたモバイルに特化した調査研究機関「MMD研究所」により実施され、アンケート調査により回収されたサンプルを人口構成比に合わせるために、ウエイトバック方式*にて集計されました…

ライブ・コンサート業界にとって致命傷になりかねない2度目の緊急事態宣言

ご承知の通り、首都圏の1都3県に対して、1月8日から2月7日までを期限とした2度目の緊急事態宣言が発令されました。 更に、大阪府・兵庫県・京都府も、政府に対して緊急事態宣言の発出を要請するとのニュースも本日伝わっています。 私は音楽業界についてしか…

東京都を対象にイベント入場者上限を再び5000人に

12月23日の西村康稔経済再生担当相の記者会見で、 「大規模イベントの人数制限の上限を東京都を対象に1月11日までの間、5000人に戻す。」 との方針がアナウンスされました。 そもそもこの"大規模イベントの人数制限"を改めて説明すると、 【入場者の上限を50…

COUNTDOWN JAPAN 20/21が中止、フジロック開催に向けた年越しキックオフイベントは無観客に

年末の恒例行事となっているCDJことCOUNTDOWN JAPAN 20/21が中止に。 来年のフジロック開催に向けた年越しキックオフイベント「KEEP ON FUJI ROCKIN' II」が有観客予定から無観客の生配信に変更に。 この2つのニュースが同日立て続けにアナウンスされました。…

Bandcampがアーティストに41億円を分配。分配収益を放棄した上でのアーティスト支援

"Bandcamp Fridays"という取り組みがこの「41億円を分配」の話の軸となります。 この取り組みは、今年2020年の3月以降、パンデミックにより収入面に苦しむアーティスト支援としてスタートしたもので、その内容は「毎月第一金曜日に販売手数料を免除」という…

Go Toイベント一時停止が及ぼす音楽イベントへの影響予測

西村経済再生担当大臣による昨日の記者会見で、Go ToイベントやGo To商店街に対し、 「今月28日から来月11日までの間に開催されるものは、一定の周知期間のあと、全国一斉に新規販売を一時停止するなどの措置を講じる」 という発言がありました。 Go Toイベ…

ライブ配信の満足度に関するアンケート結果を受けて

以下の記事内にある通りですが、ライブ配信の満足度に関する以下のアンケート結果のお話です。 Q.リアルな音楽ライブと比較して、ライブ配信の満足度を表すなら以下のどれに該当しますか? 結果の方はこのようなものになりました。

欧州でのコロナ感染第2波で再び見通しの暗くなった海外アーティスト招聘

10月中頃からイギリスやフランスで感染第2波とされる新型コロナウイルス感染者の急増が報道をされています。 イギリスでは11月12日時点で新規感染者数が3万3470人に上り、過去最多を更新。死者数も5万人を超えたと報じられています。 フランスでも同じく11月…

ライブハウスおよびホールに対する「コロナ感染拡大予防ガイドライン」とは?

イベント入場者数制限の緩和も行われ、有観客のライブイベントも徐々に再開の兆しを見せる音楽コンサート業界。 但し、この制限や緩和はライブハウスは除外したものとなっていました。 「ではライブハウスが営業を再開する上での新型コロナウイルス感染症対…

コロナショック以降に閉店となったライブハウス一覧

新型コロナによる経営的な影響を特に強く受ける飲食業ですが、ライブハウスの多くも飲食店営業として申請を行っています。 次第に来場者を入れた営業も再開をし始めてはいますが、真っ先にクラスター源と名指しされた事もあり、その間に既に閉店をしてしまっ…

Go To イベントキャンペーンとは?その内容と期待と懸念点

Go To イベントキャンペーンが10月中旬を目安に開始されるとのニュースが報じられました。 音楽ファンや関係者が中心の私Twitterタイムラインでは、「Go Toライブハウス早よ!」的な投稿を散見したりもしましたが、そういった意味では"待望の"とさえ言える施…

経営者がすべき問題解決を求められ疲弊するライブハウス現場スタッフ【コロナ禍】

見るからにスパイシーなタイトルですが、おそらく内容もライブハウスの経営層にとってはカッとなるものになるかもしれません。 内容はタイトルの示す通り、経営上の難題が山積みとなっている音楽系ライブハウス(今回は小規模会場のみについてになります)の…

音楽フェス/イベント終了後の「感染者発生有無の報告」のやるせなさや怖さ

有観客ライブについては、300人以下ほどの小規模ライブハウスを中心に再開されていましたが、この1ヶ月ほどで1,000人キャパ以上の大きな会場での有観客ライブも増えています。 そして、公演終了2週間後を過ぎると、 「感染者の発生はありませんでした。」 そ…

「何もしないかめっちゃ何かするかのどちらか」という音楽アーティストへの回答

「何もしないか、めっちゃ何かするかのどっちかかな?」 コロナショック以降、ミュージシャンの友人・知人に現状の活動指針などを問われた際にいつも即答している私の回答です。 これを言い始めてから3ヶ月は立っていると思いますが、相変わらず、というより…

ライブハウスの感染対策への取り組みの素晴らしさ【コロナ禍】

このブログでも 「ライブハウスは他業種に比べても対策は徹底している。」 と何度か触れていましたが、私は音楽好きで仕事にもしている立場なので、具体例を挙げないと単に擁護しているように伝わってしまう事もあると感じ、今回は私が見た範囲でのその具体…

コロナ禍での音楽業界や仕事について触れた記事を書く理由

これでも私、意識的にコロナ関連の記事を書かない努力をしています。 努力をしていますが無視はできないので触れています。 現状、音楽関連ビジネスにおいて手放しで喜べる出来事は起こりえませんし(瞬発的な良いことは起きますが)、それは解消すべき課題…