TINY MUSIC LIFE

音楽を仕事にする方法やビジネス論、考察や小ネタなどをお届けする音楽情報ワンパーソンメディア。by TINY RECORDS八木橋一寛

「アメトーーク! ~夏フェス行きたい芸人~」でポジティブ情報のみの気持ち良さを再認識

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日、 2020年8月6日(木)放送の「アメトーーク! ~夏フェス行きたい芸人~」。

 

あくまでも私のタイムライン上ではありますが、音楽好きやフェス好きの好意的な投稿で賑わっていました。

 

近年テレビはすっかり見なくなっていますが、ワイドナショーとアメトーーク!だけはほぼほぼ見ているので、私もがっつり視聴しました。

 

"夏フェス行きたい芸人"という、こんな時期だからこそのお題ですが、バラエティ番組なので当然ではありますが、直接的に"コロナ"というワードが出る事もなく、素直に楽しめる気持ちの良い放送だったなぁと感じました。

 

  

ファン目線ならではの屈託のないポジティブさ

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※テレ朝POSTより引用

 

現状メディアで音楽やフェスについて触れる時には、「今度どうなる!?どうする!?」という眉をしかめて話すようなテーマばかりでした。

 

このブログも、元々はコロナショック以前から「音楽業界で働きたい。」「今後も働いていきたい。」という方への手助けやヒントになるような情報、そして純粋に音楽の楽しさを伝えられるような内容を想定していました。

 

当初はコロナには触れずに当初の予定通りの記事を書いていましたが、流石にこの状況下で無視するわけにもいかず、結局今ではコロナを踏まえた上での音楽業界についての記事も多く書いています。

 

それはそれで必要な情報発信や議論だとは思いますが、神経もすり減りますし、何より話題として楽しくありません。

 

結局、音楽業界の当事者が集まったり発信すると、死活問題過ぎて深刻でトーンの低い話題に終始しがちなのだと思います。

 

そんな中での今回の「アメトーーク! ~夏フェス行きたい芸人~」は、良い意味でイデオロギーを全く感じないバラエティ番組に徹した明るく楽しいものでした。

 

トークの主題は新たなアーティストや人との出会いだったり、フェス飯などの醍醐味などで、音楽フェスの楽しさを各々が語っていくような内容。

 

芸人という非音楽業界の出演者だからこそできる、純粋に「楽しいから行きたい。」という話に終始した内容は、同じように音楽フェスを楽しみにしていたファンの気持ちの代弁になっていたでしょうし、だからこそ(私のTL上では)番組に対する好意的な投稿が目立ったのだと思います。

 

大きな打撃を受けた音楽業界当事者の私であっても、最後まで「あ〜そうそう。」なんて思いながらポジティブな気持ちで観ることができました。

 

ファンには不要だったはずの音楽業界の苦境情報

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※2014年のフジロックにて

 

今回のコロナショックで私は心の底から、

「世の中、良い人多いなぁ。」

と思いました。

 

多くのライブ会場やイベントのクラウドファンディングには、目標金額以上の資金が集まっていましたし、職業としては音楽に関わっていない人でも我々の目線に立った応援の声などを多く上げてくれていました。

 

それでも流石に、応援・支援疲れが起こってもおかしくはないくらいの時間が経過したように思います。

 

タイミング的にも今回の「夏フェス行きたい芸人」はそんな応援疲れを感じ始めたファンにはジャストだったようにも感じましたし、当事者側も日々の心労から逃れてファンに戻れる良い機会だったかもしれません。

 

まあ、そんな仰々しい思想や理念のもとに放送した訳でもないでしょうし、私や多くの視聴者もそんな大層な視聴理由で見てはいないですが、番組が一層楽しめた理由を後付けで考えるのなら、そんな要素があったかもしれません。

 

で、番組を見終えて、ちょっと思った事がありました。

 

もしも音楽業界が崩壊したらファンも楽しむ事ができないとはいえ、だからと言って現在の苦境からの再建をファンに求めるのは話が違います。

そうも言っていられない程の苦境だったので致し方ありませんが、コロナショック以降、随分とその苦境を私たちはファンに吐露してしまいました。

 

「それでもやっぱり、楽しい部分だけを届ける努力をしたいな。」

と改めて思いました。

 

特にメッセージ要素の強いロック系アーティストや、音楽フェス/イベントは、ファンにとっての支えだったり現実逃避先だったりもすると思います。

 

理想論ではありますが、苦労は極力そのファンには背負わせないに越したことはないですし、それを見せない事でここまで成長してきた部分もあるはずなので、「希望や夢だけを見せる努力を今一度してみよう。」なんて風に思った訳です。

 

最後に

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※2015年のフジロックにて

 

今では夏フェスやロックフェスという言葉や存在については、広く認識されているとは思います。

それでも、実際に1度でも来場した事があるという人の割合はまだまだ低いと思っています。

 

"楽しみにしている人が多い"という事を発信してくれるだけでもとても嬉しい事ですし、キャンプや人との交流、フェス飯などの非音楽アトラクションについて時間を割いていた事も、音楽に関心の薄い人でもとっつきやすいフックになっていたように感じています。

 

SUPERSONIC(スーパーソニック)やるかも!?という情報を出してくれていたのも期待感持たせてくれて良かったです。

 

私自身、今年は3、4年ぶりかのフジロックに行くつもりでいたので、シンプルに「行きたかっただけに余計に残念。。。」という純粋なファン目線の気持ちに改めて立って考えるきっかけにもなったので、「アメトーーク!さんありがとう◎」という御礼で締めて、今回はこの辺で。

 

ではまた◎ 

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