TINY MUSIC LIFE

音楽を仕事にする方法やビジネス論、考察や小ネタなどをお届けする音楽情報ワンパーソンメディア。by TINY RECORDS八木橋一寛

街全体がフェスティバル。SXSW 2015 at テキサス州オースティン旅行記【フェスレポート】

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愉しみがダダ漏れの筆者...

SXSW(サウスバイサウスウェスト)をご存知でしょうか?

 

分かりやすく一言で表すのならば、サーキットフェスの親玉みたいな大規模イベントです。

 

2015年に、このSXSWに当時の勤め先の研修&視察という名目で行かせて頂きまして、このブログでも書こう書こうと思って久しかったので、私としては「いよいよ。」といったところです。

 

2020、2021年は新型コロナのパンデミックによりオンライン開催となってしまいましたが、オフライン開催時には、街中至る所でライブ演奏が行われ、音楽好き、特にライブハウス好きにはまさに楽園と言っても大げさでは無い充実ぶりと熱気がありました。

 

写真だけはたくさん撮ってきたので、写真多め&中心で、その模様を振り返りつつ皆様と共有できればと思いますので、最後までおつきあいくださいませ◎

 

 

SXSW(サウスバイサウスウェスト)とは?

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アメリカはテキサス州オースティンで毎年3月に開催される、音楽・映画・インタラクティブを主軸としたフェスティバル

 

1987年に音楽祭として始まり、開催毎にその規模も拡大されています。

一般の来場者だけでなく、各業界関係者向けの見本市という側面も持っており、新しい表現やテクノロジーにいち早く触れられる場としても注目度の高い、ファッション業界でいうところのピッティにも近い立ち位置と言えるかもしれません。

 

今年は「SXSW Online 2021」として完全オンラインで開催され、フィルム部門、ミュージック部門、コメディ部門、加えてSXSW Online XRと題された多様なバーチャルプログラムが行われました。

 

SXSW 2015旅行記

日本〜オースティンへ

ここからは、写真と併せてSXSW 2015を振り返っていきます。

 

の前に、YouTubeチャンネルの方に少し前に動画と写真を使ってVLOGのような物をアップしましたので、こちらを先に見ていただけると雰囲気をより掴みやすいかもです◎

日程は、2015年3月17日〜23日の1週間ほど。

開催自体は2週間に渡り行われていましたが、前半1週間はインタラクティブ部門がメイン、後半は音楽がメインといった形でしたので、後半1週間に合わせたスケジューリングでした。

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開催地のテキサスまでの直行便は無く、まずは成田空港からシカゴ空港まで向かいます。

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こちらはシカゴ空港。

 シカゴから今度はテキサス州オースティンに向かいます。

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オースティンの空港に着くと、ライブや音楽の都と呼ばれるオースティンならではの巨大なギターのオブジェが出迎えてくれました。 

 

滞在先となるオースティンのホテルへ

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宿泊先はヒルトンホテルだったので、空港に送迎バスらしき車両があったので駆け寄ってみると、どうゆうわけかこれには乗ることができずだったので、タクシーで宿泊先まで。

無事ホテルに到着。

外観はこんな感じ。

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ロビーもSXSW一色に装飾されていました。

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部屋は同僚との2人部屋でこんな感じでした。
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こちらは部屋の窓からの街の景色。

高い建物が少なく、良い意味で田舎っぽい街並みです。
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オースティンの街並み

オースティンに着いて最初の食事はベタにハンバーガーで。

ハンバーガーも美味しかったですが、このShiner Bockってビールがかなり好みで、滞在中のビールはほぼこれを飲んでいました。
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YouTubeの方に乗りながら撮影した動画も使いましたが、街にはこんな自転車タクシーがちょこちょこと走っています。
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SXSW期間中という事で、こういったゴキゲンなパフォーマーさんもチラホラ。
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コンベンションセンターというSXSWでも展示やトークコンテンツのメイン会場となるホール周辺だけは、ホテルなども立ち並び少し栄えた雰囲気です。 

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自分の写った写真はほとんど撮らなかったのですが、到着初日の夜にだけ、一緒に行った同僚に撮ってもらいました◎
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写真だと"微笑"程度に留めていますが、内心、かなりテンションが上がっています。笑

 

ライブはオースティン中のライブハウスやパブなどでそこかしこで行われており、オフィシャルな会場で100以上、アンオフィシャルも含めると200以上の会場で行われています。

そのスケジュールは、SXSWのアプリで都度チェックしながら、街を回るといった具合。

このLATITUDEというベニューに比較的好きなアーティストが多く出ていたので、何度か足を運びました。

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初日の深夜にパフュームのショーがちょうどあったので、ライブ初めはパフュームで。

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日本でもフェスで何度もライブは見ていましたが、この近さは初めてでした◎

 

バーベキューの聖地

2日目?だったかは失念してしまいましたが、テキサスはバーベキューの聖地っぽい位置付けらしく、その中でも抜群の人気を誇るというフランクリンバーベキューへ。

 

かなりの人気店という事で、朝の6時くらいから2時間くらい並びました。

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早朝から多くの方が既に並んで待機していて、期待値も高まります。

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途中合流したアメリカ人上司も含めて記念ショットも一枚。

 

この日も2人で並んでいたので、真裏にあるコーヒーショップも堪能してみたり。

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気にしてなかったですが、改めて見たら値段安いですね◎

周りの景観も小洒落ていて、気分の良いコーヒータイムでした。
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で、いよいよフランクリンバーベキューの店内へ。

日本でバーベキューというと、キャンプ場などで自分で好きな具材を焼いて食べるというイメージですが、本場だとしっかりとお店で調理した料理になります。

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こんな感じで下ごしらえした肉をライブ感満載でスライスしてくれます。
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で、サーブされたバーベキューがこちら。
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下味やソースも抜群で、かなり衝撃的な美味しさでした。

この後日本でもいくつかバーベキュー専門店に行ってみたのですが、これに匹敵するお店は今の所見つからず...。

 

バーベキューはフランクリン以外のお店にも何度か行って、それぞれにちゃんと違いがありつつも、どの店もレベルの高さがえげつなかったです。

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100以上にも上るライブベニューや野外ステージ

ここからは、自分にとってはメインコンテンツ、街中にあるベニューの写真を◎

本当にえげつい広範囲と会場数なので、当然全ての会場を回ることなどはできずですが、おそらく40〜50会場は回れたかなと思います。

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企業スポンサードの野外ステージなんかも数多くあり、これはコンバースとスラッシャーのロゴがバックドロップにありますね。

 

いわゆるビッグアーティストの出演もありますが、大半はこれからの新人だったり、ローカルアーティストだったりで、それもまた良いものです。

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横にはランプも併設されていましたね。

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こちらはスポティファイのベニュー。ひときわイケてます◎

外観も内装も、色使いが日本にはない配色なので、いちいち外国感を味わせてくれますね。笑

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こちらはドクターマーチンの野外エリアのアイキャッチ。

急に雨が降ってきたので困っていたら、ちょうどマーチンのポンチョを配っていたので、もらえる条件があったのか良くわかりませんが、拙い英語で強引にもらって事なきを得ました。笑

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こちらは確か、Whole Foods Markeのバルコニー的な所に組まれていたステージです。

日本でいうイオンとかそういう類になると思うので、そんなところでもライブがあるっていうのがグッときますね。

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こちらはコンベンションセンター内のステージで。

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パフューム以外にも日本のアーティストは複数出演していて、自分の主催イベントに出演してもらっていたりと交流のあったmothercoatというバンドの出演も何度かあったので、2度ほど観に行きました◎

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良さそうだったらしっかり観るみたいなスタンスの来場者が多く、演奏を進めるにつれ人も集まってきていて、非常に嬉しくなりました◎

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これは別日別会場のmothercoat。

両日、ライブ後に話もしましたが、テキサスで知り合いに会うというのも不思議な感じでした◎

 

ちなみに、こういった簡易的な野外ステージやパブなどのステージでは、日本のようにスタッフがセッティングなど積極的に協力している感じもなく、サウンドチェックなどもかなり短時間で、相当やる方が大変そうだなぁとも思いましたが、ハートはかなり鍛えられそうですね...。

 

会場間移動も、装飾も目立ちますし、SXSWを楽しむ来場者に溢れていますので、体力はそこそこ削られますが、精神的にはずっと楽しく過ごせました◎

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フィルムフェスティバルでもあるので、映画上映なんかもあります。

カート・コバーンの映画をやっていたので、結構観たかったのですが、映画観ちゃうと時間がごっそり減ってしまうので我慢で...。
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半野外のような日本では決してない造りのベニューもあり、ここではダムドを観ることができました。

めちゃカッコ良かった...。
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メインストリートとなる6thストリートの夜の熱気

音楽ライブコンテンツに関しては、暗くなってきてから本番といった具合に、各ステージいずれもお客さんの数も増えていきます。

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これはTHE TINGS TINGSだったかな?

 

ライブで最も大興奮だったのは、リバティーンズのカール・バラー。

小さなベニューでまさかのゼロ距離で◎

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カール・バラーに限らず、ビッグネームが小さなベニューで観れるというのもSXSWの魅力の一つ。

野外ステージでしたがキンクスなんかもかなり近くで観ることができました。

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メイン通り的な6thストリートという大きな長い通りがあるのですが、夜は特にこの通りに人が集まり、毎晩すごい熱気でした。
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夜の0時とかでもこのくらいの人で溢れていて、通りに面したお店のほとんどでライブが行われています。

 

日本のライブハウスやクラブというと、地下や空中階がほとんどになりますが、オースティンは路面店ってだけでなく、ドアも開けっ放しだったり裏庭や2階のバルコニーなどでもガンガン音出しをしていて、とんでもなくこの通りはうるさいです。笑
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こんな具合にゲームセンターと併設されている店もありました。
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こんな店が東京にあれば毎晩でも行きたいくらいですけども...。 

 

個別に店舗のリストバンド着用の必要があるお店もあるので、一日回ると腕はこんな具合にリストバンドまみれになります。

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こちらはホテルからの夜景ですね。
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メインベニューとなるコンベンションセンター

朝は、周囲の外国人さんが一様にスタバのベンティーサイズを飲んでいるのに触発されて、私も毎朝カフェラテベンティーを気取ってしまいました。笑
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ホテルのドア前には、SXSWのレポートや情報が掲載されたこんな感じのジンも置かれていました。

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で、ここからはコンベンションセンター内の様子を◎

音楽やカルチャー、アートに特化した書店だったり、オフィシャルグッズもコンベンションセンター内で販売されていました。

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NASAのブースなんかもありました◎

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ギターやエフェクターの販売やタッチ&トライのブースも複数展開されています。

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残念ながら私はギタリストではないもので、お目当てはポスターで。

多くのツアーポスターの販売がされていて、何度か足を運んで4枚か5枚ほど購入してしまいました。

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この写真にあるNEW ORDERとPIXIESのポスターは買いましたね◎

 

食事も大満足

食事は普通に常設の飲食店もあれば、ホールフーズのようなスーパーもコンビニもありますし、フェスっぽい出店なんかもたくさんありました。
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テキサスという土地柄、テックスメックスと呼ばれるメキシコ系の料理が特に充実していた印象です。

また、グーグルマップを見ていたら、ラーメン屋を発見したので試しに行ってみました。
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ダルマラーメンというお店で、店員さんも日本人が多かったので日本人が経営しているラーメン屋っぽかったです。

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環境補正もあるかもしれませんが、日本の美味しいラーメン屋さんと遜色ない味だったと記憶しています◎

 

ちなみに他には、寿司屋やシュラスコ料理店なんかにも行きました。(自分のマネーではとても支払えなさそうな高そうなお店でしたが社長に連れて行っていただきまして。)

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おまけ的にアトラクションの写真もいくつか

野外ステージの周辺には、フェスらしくちょっとしたアトラクションなんかも。
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最後に(まとめ)

と、かなり駆け足でしたが、主に写真で振り返るSXSW 2015の旅行記でした。

日本国内で行われるサーキットフェスには何度も足を運んでいますが、それらとは全く異なる規模感や熱気溢れる素晴らしいフェスティバルだと感じましたし、音楽フェスと街並みを一緒に楽しめるという点でも非常に多くの人が楽しみやすいようにも思います。

 

またいつか行きたいとは思いつつも、エアー代、宿泊費、チケット代を合わせるとなかなかの費用は掛かってしまうので、何かドカンとした臨時収入でも入り次第、SXSW費用に充てたいですね。苦笑

 

冒頭にも貼っていますが、YouTubeの方では写真に加えていくつか動画も使っているので、そちらも合わせてご覧いただけるとより雰囲気も掴みやすいかと思います。

 

ではまた◎ 

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