TINY MUSIC LIFE

音楽を仕事にする方法やビジネス論、考察や小ネタなどをお届けする音楽情報ワンパーソンメディア。by TINY RECORDS八木橋一寛

大好きな日本のインディーバンド10組③【2010年前半〜中頃】

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2010年〜10年代中頃にかけての間に出会った沢山の素晴らしいバンドを振り返り、あわよくばご存知なかった方にも聴いてもらえれば。。。

そんな淡い期待も込めた企画も今回で3回目。

 

過去2回それぞれ10バンドずつをご紹介させていただきましたが、今回も同じく10組を。

流石にこれ以上続けると思い出野郎と嘲笑されてしまいそうですので、今回で一旦このシリーズはラストとしたいと思います。苦笑

 

都合30組と当初の想定以上に大ボリュームなご紹介企画になってしまいましたが、それだけ私自身も熱狂させられていた証拠ですね。

 

過去2回は以下になるので、もしご覧になっていない方は併せて是非、お気に入りバンドをおディグリくださいませ◎

 

 

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COMEBACK MY DAUGHTERS(カムバック・マイ・ドーターズ)

最初に知ったのは2000年前半の1stアルバムが出た頃なので、2010年前半どころか15年以上前になりますが、2010年以降も追いかけているずっと好きなバンドという事で。

当時一緒に働いていた友達が「最高だから聴いて!」とカセットテープにダビングして1stの前のEPをくれて、そのメロディセンスやちょっとナードな歌詞に一発でヤラレてしまいました。

その友達はその後、メンバーに加入するというまさかの展開もあり、メンバーのみなさんとも繋いでくれて、以来私の周りにはあまりいないガンガンオラついてくれる貴重で大好きな先輩です。

 

メロディオリエンテッドなギターロックが好きな方は、全アルバム&全曲おすすめなのでまずは動画チェックを◎

 

mothercoat(マザーコート)

沢山のインディーバンドと接する中でも、活動におけるその姿勢や客観性には特に強いリスペクトの念を抱いています。

 

思い出すのはテキサス・オースティンでのSXSW2015で観た2度のmothercoatのライブ。

演奏がスタートすると少しずつステージに人が集まっていく光景からは音楽の力を感じましたし、転換も自らテキパキとこなす姿からは、DIYでツアーを組みアメリカを回るタフさの片鱗を垣間見た気がしてグッと来るものがありました。

 

Veni Vidi Vicious(ベニ・ビディ・ビシャス)

これだけのロックスター的な色気と危うさ、そして人懐こさは欲しくても手に入らない才能だと思っています。

加えて、ある種やりたいようにやりマーケットに寄せずともファンの需要を満たすことができるセンスや、期待せずにはいられないスケールを感じる正しくロックンロールバンドらしいバンドでした。

 

DALLJUB STEP CLUB(ダルジャブ・ステップ・クラブ)

Ba.とDr.の前身バンドと交流があったので、当時まだ二人編成だった頃の初ライブにも観に行った記憶がありますが、その時からずっとやりたい事があって仕方がないという気概に溢れているアーティスト然としたバンドです。

 

4人編成になって発表された「Future Step」はかなりのインパクトがありましたし、今聴いても「やべー!!」くらいしか言葉がありません。笑

現在もバリバリ活動中で、近作も技術とアイデアに満ちていて度肝級です◎

 

KAGERO(カゲロウ)

インストジャズパンクバンドという前情報を聴いたのちに、初めて観た彼らのライブには圧倒されました。

ギターロックバンド以上の熱気とステージ上の緊張感は彼ら唯一のものでしたし、前衛に傾きがちなこのスタイルにおいてもポピュラリティを両立している事にも感動しました。

近年ライブを観に行けていないので、そろそろ行けたらなぁと。。。

 

エマニエルサンフラワー(The Emmanuelle Sunflower)

音源やライブに触れる前にフロントマンと知り合った記憶があるのですが、この動画のサムネイルでも分かる通りなかなか奇抜な風体で、出演オファーをするのに一抹の不安を覚えましたが、いざライブを観たらむしろ感動的なパフォーマンスで驚きました。

人間臭ければ臭いほど、言葉や意思って響いたりするので、彼が歌うから感動するんでしょうね◎

 

一時期活動休止していましたが、最近少しずつ活動を再開しているとの事。

 

the Lucy(ザ・ルーシー)

UKインディー直系のギターロックなのですが楽曲の完成度が極めて高く、もっと注目されて良いと思い続けていたバンドです。

THE WOMBATSやTwo Door Cinema Clubを想起させるギターやビートが特徴的で、個人的好みとしてもかなりのどストライク。

 

いわゆる邦ロック勢のような方でもかなり聴きやすいのではないでしょうか。 

 

The Quandata(ザ・カンダタ)

今使っているiPhoneのカメラロールに入っている一番古い写真が、このカンダタのライブ写真とその後飲みに行った時の写真(2009年)でした。苦笑 

 

先に挙げたVeniともまた違った、ステージ映え的な華や危うさがあって、きっとお客さんからしても応援甲斐のある求心力があったように思います。

 

こういう(極端に言えば)何も持っていないけれど、華だけは持っているみたいなバンドって好きなんですよねぇ。

 

the twenties(ザ・トゥエンティーズ)

上述のカンダタが持たざるバンドとするのなら(これはこれで褒め言葉のつもりです)、the twentiesは華も含めて全て持っているかのような高いクオリティに下支えされた実力派バンドと言えるでしょう。

 

今年も一度、主催イベントに出演していただきライブも観ましたが、ライブ功者ぶりにもさらに磨きがかかっていて、本当に逞しいバンドだと尊敬しています。

 

UQiYO(ウキヨ)

前身となるPhisicoから何度か観ていたのですが、このUQiYOには毎作驚嘆させられるばかりです。

アヴァランチーズやハー・スペース・ホリデイなんかまで想起させるエレクトロ/ブレイクビーツポップから、シガーロス的なアンビエントな歌ものまで、そのいずれもがハイクオリティでため息さえこぼれます。

 

THE SMITH&WESSON(スミス&ウェッソン)

 
メンバー5人のうち3人が兄妹というキングス・オブ・レオン的メンバー構成のR&R/

BLUESバンド。

ステージ映えが尋常じゃなく、初見でシビレ散らかしてしまうほどに楽曲との均衡もとれた完成されたスタイルで、密かに相当惚れ込んでいました。

時間を巻き戻せるのなら、迷惑がられても勝手に手伝いたいとすら思ってしまいます。。。汗

 

最後に(まとめ) 

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駆け足ではありますが、私が積極的にイベント主催をしていた2010年〜中頃近辺のフェイバリット・アーティスト紹介企画(合計31組)はこれにて終了です。

 

「31組?」

と、1組増えていますが、今回しれっと11組になってしまいました。苦笑

 

恐ろしいことに、あと1回くらいは出来そうなくらいには入れ漏れているバンドがリストアップされていたのですが、既にご紹介したバンドとメンバーが重複していたり、そのバンドを過去にやっていた事を書いて良いのか分からないバンドがいたり、どうしても動画が見つからないバンドがいたり、というグレーな事情もあったので、いつかまた機会があれば別のタイミングで。 

 

前回と繰り返しになりますが、仮に解散していたりライブが観れなくとも、残してくれた音源や映像でも感動したり元気を得たり、場合によっては人生が変わったりもするのが音楽の良いところなので、既に活動をしていないバンドも多く含まれてはいますが、それぞれせめて1サビくらいまでは聴いてみてもらえたら本望です◎

 

一口に音楽関係といってもこれまで色々な仕事や活動をし続けてきていますが、全3回書いてみて、結局は未だにこういうバンドが目標に到達する為の強烈なサポートができるようになる事だけが、自分の目標なんだなぁと再確認できました。

 

ではまた明日◎ 

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