国内インディー華やかなりし2010年前半から中頃にかけて、毎月何回も主催や参加をしたバンド&DJのイベント。
当時感じていた以上に今改めて振り返ってみると素晴らしいバンドが存在していて、幸運な事にそんな多くのバンドと交流も持つ事ができ、一緒に沢山の幸福な夜を過ごしました。
たった5年や10年前の話ではありますが、現在では解散や活動休止となってしまったバンドも少なくありません。
現在活動をしておらずとも、音源や映像が残ってさえいれば出会い大ファンになれるというのも音楽の良いところ。
という訳で、その時代のフェイバリット・バンドを振り返ってあえて2020年の今、おすすめし直す私のワガママ企画の第二回目。
前回の10組では到底おすすめし足りなかったので、今回も更に10組をご紹介させて頂きます。
↓一回目はこちら↓
先にお伝えしておきますと、これで計20組を紹介する事になるので「この2回目で終われるかな。」と思っていたのですが、やはりまだ全然足りませんでした。。。
身内贔屓で懐かしんで書いている訳ではなく、世代の異なる方が今聴いても好きになってもらえるという確信のもと動画も貼っていますので、それぞれ1サビ位まででも聴いていただけたら嬉しいです◎
【目次】
BlieAN(ブライアン)
初めてライブを観た時はカッコよ過ぎてビビり散らしました。笑
男臭い爆音&ダイナミズムも魅力ではあるのですが、楽曲も演奏力も完成度が高いのでとっ散らかる事なく抜群に仕上がっています。
Ba./Vo.のKenji George(そもそも名前、ケンジジョージってなんだよ笑)のステージングやカリスマ感もハンパなく、結構何度も会っていて年齢も年下なのにいまだにちょっと緊張します。笑
一時期活動を休んでいましたが、最近またライブも再開しているので、動画観て気になったらシビれて来てください。
thatta(ザッタ)
60's的サイケデリック感とボビー・ギレスピー的酔いどれ感、そしてアシッドハウス的「主役はオーディエンス」感でコアファンも多く抱える愛されバンド。
新宿方面で「ロックパーティーの盛り上がり=アルコール消費量」というマナーを根付かせた裏功績(?)も個人的には讃えたいです。
現在もメンバー変遷を経つつ活動中なので、リアル現場でのライブが再開したら、MC中などで良いからメンバーにお酒を差し入れて一緒に酔いどれてください◎
HOLIDAYS OF SEVENEEN(ホリデイズ・オブ・ゼブンティーン)
音楽性の好みで言えば、前回の10組を含めても最も好みのバンド。
とにかくメロディがよ過ぎて全楽曲感涙です。
ゴリゴリのUSモダン・パワーポップ・サウンドなのですが、そんなUSバンドと比べても本当に遜色がありません。このMVの曲なんかは完全に元WEEZERのマット・シャープのRENTALSのよう。(もちろんコピー的な意味でなく消化しきっているという意味で。)
フロントマンの Taro Miuraは現在はフレンズでも活動中。
pocketlife(ポケットライフ)
数えるほどしか出演はしてもらった事は無いのですが、鮮烈に印象に残っているバンドです。
私の好み的には珍しいミクスチャー/ラウド寄りの個性も強いバンドではあるのですが、なにしろメロディが素晴らしく、加えてVo.のMORIKONの顔と雰囲気もとても好きです。(無論、そういう好きではありません。。)
このMVの曲と映像もめちゃくちゃ好きで、おそらく150回くらい観ました。
The John's Guerrilla(ザ ジョンズ ゲリラ)
フォーマットや編成といったアウトプットこそロックバンド的ではありますが、ヒップホップ的な「地元の仲間と面白いそうだから組んだ」 みたいなチーム感も魅力的で大好きでした。誰に対してでもフラットでメンバー全員最高に良いヤツなので、ジャンプ漫画的な絡んだヤツはそれ以降全員味方にしちゃうみたいな人間力は、ミュージシャンとしても重要な才能だと思っています。
MOP of HEAD(モップ・オブ・ヘッド)
カテゴリー的には、インスト・ダンスロック・バンドと呼べば分かりやすいのでしょうか。
初めて観た時から高水準な楽曲やライブをしていた上に、現在も尚リリース毎に新たなチャレンジやアップデートをしていて、数えあげればキリが無い「もっと評価されてしかるべきバンド」の中でもかなり上位にいるバンドです。
今もこの記事の為にMVを見返していたら、素晴らし過ぎて頭を抱えております。。。
バックドロップシンデレラ
1回目の記事内でも書いたと思いますが、基本的には「自然の流れで知り合ったアーティストをブッキングする」というMyマナーがある中で、なんの繋がりもないのに不自然にこちらから熱心に出演交渉をした数少ないバンドです。
(当時も今も池袋に住んでいるので、自分の中ではそこに無理やりストーリーを作っていました。苦笑)
ライブよりもMVで先に知り、どうしても出て頂きたくなってしまいコンタクトを取ったりライブに足を運んだり、ベースのキャナコさんのBarに挨拶に行ったりして、おそらく2,3度出演してもらいました。
今では更に人気も高まっていて、「若く無いとロックバンドは売れない」という理不尽な風潮をもっともっと壊していって欲しいです。
Christopher Allan Diadora(クリストファー・アラン・ディアドラ)
個人的にはKINGS OF LEONを想起させられる土っぽさにまず惹かれました。(サウンドがそこまで似てるとは思わないのですが何故か)
近所に出かける時の服装のままステージに上がってしまうアメリカのインディーバンドっぽさにもグッときます。笑
GUIDED BY VOICES(USオルタナのベテランバンド)のように、「学校の先生とかやって普通に働いているけど、バンドマンとしてもレコードやライブのセールス安定している」みたいな感じでずっとやってくれたら嬉しいなぁと。
THE ROAMERS(ザ・ローマーズ)
ブルースなどのルーツ・ミュージックを下敷きにインディーロックに落とし込んだ楽曲が、当時逆に新鮮な魅力を持っていました。
2017年に解散してしまったのですが、メンバーそれぞれに強い音楽的個性があって、それがバンドの危うさや儚さとして人を惹きつけたりする事もあると思うので、私は割と近くにいたのでそんな危うい魅力を感じていたけれど、勝手なことを言えばあと1年くらいは長くやってそれをファンにも感じさせてあげて欲しかったなぁとか。
うたたね
時代的にこれまで挙げたバンドより数年後の2015年以降になるので、出てもらっていたイベントなども私がピークアウトした以降になるのですが、どうしても入れたかったので。笑
音楽的な毛色もここで挙げているバンドとは大きく異なる男女混声歌ものアコースティック・バンドなのですが、その楽曲や歌のレベルはちょっと多くのそれとはモノが違うと思っています。
素晴らしい楽曲はいくつもありますが、特にここで貼っている「うつくしいもの」の完成度たるや。
マイメンでもある人気ラジオパーソナリティの植松哲平さんをして、リリース年2016年のベスト・トラックにも選んでいたので、分かるオトナ、植松さんのようにもっと気が付いてください。(切実)
PS.私のお葬式にはDJブース置いてもらってOKなので、その時は誰かプレイしていただけたらと。
最後に
1回目で、私の体内のエモみ成分は出し切ったと思っていたのですが、これを書くに当たってMVを聴いたりしているとドバドバと滲んできますね。苦笑
この数年、自分でも驚きなくらいに「私はもういいから次の世代の若い人へ。」そんなモードに入っている理由の多くは、自分にとってはこの頃が鮮烈過ぎてしまっていて、シーンとしてはこの時以上の興奮や感動をもう自分自身は得られないと判断したからではないかと自己分析しています。
とはいえ、情熱や熱量が朽ちたわけではなく(つい2年程度前にも、なんの考えもなく「ノルマ取れ」と言ってきた20歳近く年上の同僚を「アホか」と怒鳴りつけるくらいの面倒くささは健在ですので。苦笑)、おじさんなりの知識や経験、コネクション、時には経済力でしかできない事も沢山あるので、これからの音楽業界やシーンに対してはそんな関わり方で一層励んでいきたいと思っており、書き終えてから改めて襟を正しました。
冒頭にも買いた通り、20組では全然こぼれ落ちまくりだったので、何度も書いて大変心苦しいのですが3回目も多分ありますがお許しください。苦笑
ではまた明日◎
↓2020.9.20 第2回目を更新しました◎↓
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