オリコンやビルボードなど、その時代の流行をチャート形式で視認する事はできますが、基本的にはいずれも”楽曲”のチャート。
「アーティスト(ミュージシャン)そのものの現在の人気や注目度はどこに集まっているのだろう?」
楽曲のチャートを見ているとそんな興味も湧きました。
アンケート形式でそんな集計をしたサイトなどもあったのですが、音源視聴の大きなプラットフォームでもあり、"登録"という投票にも近い行為を伴うYouTube(ユーチューブ)の登録者数から、楽曲ランキングとはまた別のアーティスト単体の人気を探ってみる事にしました。
もちろん、YouTubeの登録者数となれば、MV(ミュージックビデオ)をそのチャンネル内で公開しているか否かでも大きく数字は異なるでしょうし、開始時期でも違いが出るので、人気を推し測るにはフェアな数字だとは全く言えません。
しばしばこのブログでも書いている通り、私自身がかなりのYouTubeフリークのため、単純な私個人の興味で調べてみたという側面が強いですが、実際に調べて並べてみると、一定の人気を測る尺度にはなっているようにも思えますので、ゆるりと楽しんで見てもらえたら幸いです。
【目次】
国内音楽アーティストYoutubeチャンネル登録者数ランキング
前提として、 ここで挙げる国内アーティストの登録者数はユーチュラの2020年9月のYouTube登録者数ランキングをもとに、ミュージシャンのみを抽出して作成しています。
そのため、漏れているアーティストや、音楽活動はしているものの私個人の判断で割愛しているチャンネル(例えば"レペゼン地球"など)もあるのでご了承ください。
ここではチャンネル登録者数100万人以上の21アーティストを、ランキング形式でまとめてみました。
トップ21 -登録者数100万人以上-【2020年9月】
- 米津玄師 - 547万人
- ONE OK ROCK - 331万人
- TWICE - 299万人
- ARASHI - 299万人
- AKB48 - 240万人
- official髭男dism - 215万人
- BABYMETAL - 177万人
- BTS - 173万人
- King Gnu - 134万人
- 乃木坂46 - 133万人
- NiziU - 132万人
- Aimer - 123万人
- Reol - 120万人
- LiSA - 119万人
- あいみょん - 117万人
- Mr.Children - 113万人
- Hikaru Utada - 112万人
- 星野源 - 112万人
- SEKAI NO OWARI - 109万人
- Mrs. GREEN APPLE - 104万人
- 欅坂46 - 100万人
以上が100万人登録オーバーから音楽アーティストのみをピックアップしたトップ21となります。
調べる前に予想していた以上に、トレンドの掴めるラインナップになっているように感じたのですが、いかがでしょう??
YouTubeの日本でのローンチが2007年とまだ10年強ほどという短い歴史という事もあり、いわゆる往年のアーティストはミスターチルドレンと宇多田ヒカルのみといったところで、この歴史の短さもあってか思いの外タイムリーなランキングになっているようにも思えます。
レーベル・事務所 登録者数トップ6
ちなみにレーベルや事務所のチャンネルにも多くの登録者数があったので、こちらも参考までにまとめてみました。
- avex - 542万
- UNIVERSAL MUSIC JAPAN - 412万
- Warner Music Japan - 240万人
- Sony Music (Japan) - 182万人
- Johnny's official - 173万人
- ジャニーズJr.チャンネル - 123万人
契約内容やブランディング・プロモーション上、アーティスト単体のチャンネルではなくレーベルのチャンネルでMVを公開するケースも少なくありません。
チャンネル登録の動機のほとんどが好きなアーティストのMV視聴のように思われますので、上記登録者数は会社の人気度合いではなく、どれだけ引きのあるアーティストのMVを公開しているかという事にはなるかと思います。
それにしてもavexの542万人というのは法人チャンネルとしてはとんでもない数字ですね。
海外アーティストYoutubeチャンネル登録者数ランキング
こちらはおまけというか番外編的に、海外アーティストのチャンネル登録者数のトップ6をピックアップしてみます。
- Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー)- 5680万人
- Marshmello(マシュメロ) - 4850万人
- BLACKPINK(ブラックピンク)- 4800万人
- Ed Sheeran(エド・シーラン)- 4550万人
- Eminem(エミネム)- 4430万人
- Ariana Grande(アリアナ・グランデ)- 4320万人
登録者数はこれを書いている9月19日のAM7時現在のものです。
海外アーティストとなると、入れ替わりやその母数も多く、なかなか正確に調べにくかったもので、少なめですが上位6組でご容赦を。笑
BLACKPINKがこの数ヶ月での登録者数の伸び率が大きいようで、マシュメロも抜いて2位に入ってくるのもそう遠くないかもしれません。
こうして登録者数だけをみても、未だ日本はアメリカに継ぐ大きな音楽マーケットとはいえ、海外(英語圏)マーケットの大きさを改めて知らされますね。
という訳で、今日は普段はやらないランキング形式の記事になりましたが、いつもは音楽業界で働きたい・働いているという方のお役立ちの為の考察やハウツーなどを中心に書いているので、過去記事や今後もご愛読よろしくお願いします◎
ではまた明日◎
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