今日はサクッと読める短めかつ、ある種当たり前のお話を。
当たり前、と言っても、案外そのように意識はしていなかったり、気にした事も無かったという方も少なくはないかと思ったので、筆を取った(キーボードを叩いた)次第です。
ヒップホップでもR&Bでも、EDMやドラムンベース、ツーステップでも、ファンク、スカ、レゲエでも、おおよそ音楽ジャンルとして振り分けられるカテゴライズというものは、ビート、つまりリズムの特徴によって振り分けられています。
「何を当たり前なことを...。」
と思われる方もいらっしゃると思いますが、
「え、そうなの!??」
と思われる方もいらっしゃるとも思っています。
「無人島に持っていくなら?」的な質問として、「音楽がこの世界から無くなったらどうする?どうなる?」という禅問答的な問いを何度か受けた事があるのですが、私はその都度こう回答しています。
「すぐさま誰かが何かを叩いたりして、その叩く速度やパターンを面白がって追求する者が現れ、その追求が進む事でまた同じように音楽は文化として発展すると思うのでそうなっても問題ない。」
こんな具合に答えています。
つまり、まずはリズム、ビートです。
もちろん、歌声や音色、旋律はとても重要ですし、音楽の発展にも欠かせませんが、所詮我々人間も動物。
プリミティブな打音には本能的な興奮や高揚を感じてしまいます。
(お祭りの太鼓や鼓笛隊のパーチングドラムなんかをイメージすると分かり易いかと思います。)
そんなリズムパターンの工夫や試行錯誤によって、音楽文化が発展したという側面は強くあるでしょうし、リズムの革新や刷新によって、新たなジャンルとしてその名称が付けられてきたと言っても大間違いではないでしょう。
(例えばパンクやメタル、フォークなどジャンル内ジャンル的な場合には、また異なると思いますが。)
つまり、他のどの要素よりも私たちは、リズムの革新性を感じた時に「新しい!」と思うというお話です。
これは私の感じているイメージや印象に過ぎませんが、日本人は音楽を聴く際、どちらかというとメロディや旋律に比重を置いた聴き方をする気がしていたので、リズムやビートに対して無自覚な人の割合が高いのではと思い、サクッとこんなお話を書いてみました。
無論、私などもリズム以上にメロディが良いと感じた音楽を特に強く愛好してしまう所があるので、「これだから日本人は...。」みたいなマウントを取ろうってお話ではありませんよ。苦笑
その理由がビートレスな「君が代」という国家を持つことに起因するのか、カラオケ文化によるボーカルなど主旋律の強調に起因するのかは分かりませんが、そんな研究や調査を既にされている方がもしいらっしゃれば、ぜひ名乗り出て私までご一報ください。笑
ではまた◎
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