自己紹介的に、でもちょっとハウツー的に、音楽業界での仕事としてこれまで取り組んだ具体例を書いていこうという【Works紹介】の2回目です。
音楽の仕事を志している方には「そういう仕事もあるんだ。」とか、そうでない方にも「そういう事をしている人が書いているブログなんだ。」など伝わりつつ、楽しんで読んでもらえたら幸いです。
今回は、『JAMESON(ジェムソン)』というアイリッシュ・ウイスキー・ブランドにより開催された「JAMESON HALLOWEEN FES」のお話になります。
↓前回第一回目はコチラ↓
JAMESON HALLOWEEN FESについて
アイリッシュ・ウイスキーの人気ブランド、JAMESON(ジェムソン)により10月のハロウィン月に実施されたキャンペーン・イベント。
音楽アーティストのライブやコラボレーションが行われ、2018年、2019年に都内ライブハウスやオンライン上で開催されました。
その内容は、参加アーティストによるキャンペーン・オリジナル音源のフリーダウンロードやアナログレコードのプレゼント、スマホ用のリズムゲーム、都内バーでのDJイベント開催、そしてキャンペーンの締めくくりにはライブイベントが行われています。
↓以下の音楽サイトにて、過去に私の方で書いた本キャンペーンについての更に詳しい記事もあります↓
アイリッシュ・ウイスキー「ジェムソン」がフェス開催? | ミーティア(MEETIA)
業務内容について
音源ダウンロードやレコード製作
2018年、2019年とでキャンペーン内容が異なる部分もありますが、共通したベースとなるのはアーティストのブッキングやリレーション、ライブイベントの仕込みになります。
この点は前回書いた「DENIM ACT NIGHT」と同じですね。
異なるのは、キャンペーンの説明にも書いた参加アーティストの音源のダウンロードやレコードの作成といった施策も加わっている点になります。
アーティスト側の事もあるのであまり詳しくは書けないところもありますが、この話から先に触れますと、音源を使用させていただくという事になる為、ライブ出演以上に内容や条件がナーバスになります。
これは当たり前の話で、レコード会社と契約しているアーティストであれば、レコード会社は音源から売上を立てている訳ですから、無料で配布されたらその売上を喪失してしまいます。
なので、その点の調整や交渉というのが業務内容となってきます。
アナログレコードの作成については、プレス工場へ必要なデータを納品するのみにはなりますので、必要データの回収程度のライトなものになりますが、期間の決まったキャンペーンなので当然、納期に間に合わないという事はあってはなりません。
ライブイベント
ライブイベントについては前回の「DENIM ACT NIGHT」と大きな違いはありませんが、異なるのは2018年の初回の方はキャンペーン当選者限定のシークレットイベントだったという事。
とはいえ、やはりメインとなるのは会場の選定や以降の会場とのリレーション、アーティストとの公演内容のやり取りとなってきます。
アルコールブランドのキャンペーンイベントとなる為、特に会場側に別のブランドの協賛などが入っていないか等の確認作業や、実施可能なタッチ&トライの範囲などは細かく会場と詰める必要が出てきます。
また、WEBメディアなどの取材も複数あるのでその際のリレーションや立ち合いも行う事になります。
その分、事前の会場やアーティストとのやり取りはやや細かくする必要があるので、開催前の準備はハイカロリーになってはきますが、当日はやはりそこまでバタバタとやることはありません。
とはいえ、前回同様、"イベンター"という立ち位置としても関わっているので、楽屋周りの準備や入場列や場内の整理、食事等の手配などの諸業務はあるので、事前準備が不足しているとそこそこバタバタはしてしまう業務内容にはなると思います。
そのあたりの大まかな流れは「DENIM ACT NIGHT」の記事と大きく代わりはないので、気になる方は是非そちらも読んでみてください。
最後に(まとめ)
イベント周りについては、前回割と細かめに書いた事もあり、少々ざっくりした内容になってしまいましたが、大きく共通するのは「アーティストの選定」がまず大きな業務として存在するという事。
もちろんそれだけで仕事にはなかなかなるものではありませんが、ある種、というか極端に言えば"音楽アーティストに詳しい"という事が仕事になると言う事もできると思うので、音楽が好きな人にとっては非常に楽しそうでやりがいのある業務に感じてもらえるのではないでしょうか。
また、話がボヤけるので本文では触れませんでしたが、「JAMESON ROCK NIGHT」という小規模ライブハウスでのライブイベントも昨年末〜2月にかけて3ヶ月連続開催も行われ、こちらも同じ形で関わらせていただきました。
しかしながら、この「HALLOWEEN FES」については今年2020年はコロナの影響により、音楽施策は実施されずという形になってしまいましたが、手前味噌ながら非常に良いアーティストラインナップだとも思っていますし、何より楽しいと思うので、来年開催されれば是非チェックしてもらって足を運んでみてください。
早く終息して、またこういう良質なアーティストの集まるイベントに行きたいですし、何よりやりたいものですね...。
ではまた明日◎
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