TINY MUSIC LIFE

音楽を仕事にする方法やビジネス論、考察や小ネタなどをお届けする音楽情報ワンパーソンメディア。by TINY RECORDS八木橋一寛

『オフィシャル・トップ50・ブリットポップ・ソング』の所感やおすすめ曲のご紹介

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...ふざけないと画像作れない体になりつつ...

リットポップの歴代セールスを集計したトップ50のランキングが、BBCラジオ2内『オフィシャル・トップ50・ブリットポップ・ソング』で発表されていました。

 

この手のランキングはこれまで何度も存在し目にした記憶もありますが、昨今の90'sブームやブリットポップ再評価の機運もありますし、私もブリットポップに括られているアーティストや楽曲の紹介記事を書こうとも思っていた(書き始めてすぐに長くなりそうだと感じて頓挫中...)事もあり、いつもよりもそのランキングをまじまじと見てみました。

 

ランキングは、オフィシャル・チャート・カンパニー(全英チャートの集計なども行なっている日本でいうオリコンのようなもの)のデータに基づくものとの事なので、ビルボードのような複合チャートではなく、セールス・チャートになるかと思います。

 

今日はそのチャートを見つつ、私的なおすすめ楽曲のMVなどで構成したさっぱりとした内容になりますが、その分読みやすいものにはなると思いますので、どうぞ最後までお付き合いください◎

 

 

発表された『オフィシャル・トップ50・ブリットポップ・ソング』

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出典:BBC

まずは今年2020年に発表されたランキングがこちら。

  1. Oasis – Wonderwall
  2. Oasis – Dont Look Back In Anger
  3. The Verve- Bitter Sweet Symphony
  4. Oasis – DYou know What I Mean?
  5. Cornershop – Brimful Of Asha
  6. The Verve – The Drugs Dont Work
  7. Oasis – Whatever
  8. Blur – Country House
  9. Oasis – Roll with It
  10. Oasis – Some Might Say
  11. Blur – Tender
  12. Manic Street Preachers – If You Tolerate This Your Children Will Be Next
  13. Oasis – Stand By Me
  14. Oasis – Live Forever
  15. Blur – Song 2
  16. The Verve – Lucky Man
  17. Pulp – Common People
  18. Oasis – Cigarettes & Alcohol
  19. Manic Street Preachers – A Design For Life
  20. Ocean Colour Scene – The Day We Caught The Train
  21. Supergrass – Alright
  22. Oasis – Champagne Supernova
  23. Oasis – Supersonic
  24. Oasis – All Around the World
  25. Stereophonics – Just Looking
  26. Bluetones – Slight Return
  27. Catatonia – Mulder and Scully
  28. Blur – Parklife
  29. Blur – Beetlebum
  30. Pulp – Disco 2000
  31. Oasis – Shakermaker
  32. Catatonia – Road Rage
  33. Travis – Why Does It Always Rain On Me?
  34. Blur – The Universal
  35. Stereophonics – The Bartender and the Thief
  36. Dodgy – Good Enough
  37. Stereophonics – Pick A Part Thats New
  38. Kula Shaker – Hush
  39. Kula Shaker – Hey Dude
  40. Shampoo – Trouble
  41. Blur – Girls and Boys
  42. Charlatans – One To Another
  43. Manic Street Preachers – You Stole the Sun From My Heart
  44. Pulp – Sorted For Es & Wizz/Mis-Shapes
  45. Cast – Walkaway
  46. Ocean Colour Scene – Hundred Mile High City
  47. Seahorses – Love Is The Law
  48. Suede – Trash
  49. Kula Shaker – Govinda
  50. Boo Radleys – Wake Up Boo

 

ざっと見た感じ、チャート内に含まれている曲の年代としては1994〜1998年あたりですかね。(1年程度前後含まれているかもですが。)

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お気付きの通り、圧倒的オアシス占有率です。

50曲中で、13曲がオアシス、7曲がブラーと二枚看板たる所以はセールスからも顕著というわけですね。

 

1位2位は見るまでもなくやはりという所でしょうか。

ブラーは7曲がランクインしていますが、最上位が「Country House」の8位と上位にはザ・ヴァーヴの方が多く入っています。

 

コーナーショップ「Brimful Of Asha」の5位は一寸随分上位だなぁとも思いましたが、思い返してみると確かに当時は大ヒットもしていましたし、BEAT UKなど地上波でも点ける度に流れていたような印象もありますので納得。

 

個人的にもフェイバリット・ソングであるザ・ヴァーヴ「The Drugs Dont Work」がしっかり上位にいるのも嬉しいですし、同じくリリース時にかなり気に入って聴いていたブラー「Tender」が11位というのも嬉しいです。(が、この曲はもっと人気無いと思っていました。汗)

 

マニックスは当初好みではなくスルーしていたのですが、その考えを改めさせられた「A Design For Life」だったり、私がこの辺りの音楽を聴き始めるきっかけになったオーシャン・カラー・シーンからは「The Day We Caught The Train」、「Hundred Mile High City」という大名曲がしっかりとランクイン。

 

ブリットポップと言えばこの曲というスーパーグラス「Alright」や、ブルートーンズのデビュー曲「Slight Return」、ロック系DJイベント大定番のドッジー「Good Enough」ブー・ラドリーズ「Wake Up Boo」あたりも入っていて、セールス的にもしっかりと売れているようです。

 

他にもパルプ、ステレオフォニックス、クーラシェイカー、スウェードといったブリットポップの象徴的バンドが顔を揃えるといった「なるほど納得。」なランキングでした。

 

ちなみにこういった音楽にあまり関心のない方向けにお伝えすると、このチャート内の多くにはオアシスをはじめインディーレーベルからリリースされています。

大きな資本のない会社が一時代のセールスチャートを彩ってしまう面白さや気持ちよさも感じてもらえたら、もう一歩楽しんでもらえるかもしれません。

 

おすすめ楽曲のMV紹介(10曲)

レビューを添えたものは冒頭に書いた通り、別記事として書き途中なので、ここではささっと私の主観のみでランキング内から10曲を選んでMVのみを貼っていきます。

懐かしい曲だったり、聴いたことの無い曲があったらチェックしてみてください◎

 

The Verve – The Drugs Don’t Work

 

 

Blur - Tender

 

Bluetones - Slight Return

 

The Boo Radleys - Wake Up Boo! 

 

Suede - Trash

 

Ocean Colour Scene - The Day We Caught The Train

 

Supergrass - Alright

 

Manic Street Preachers – A Design For Life

 

Dodgy - Good Enough 

 

Oasis - Don't Look Back In Anger

 

最後に

今回発表された『オフィシャル・トップ50・ブリットポップ・ソング』を一緒に見てみましょう。的に、ささっと駆け足に進めてみましたが如何でしたでしょうか?

 

私にとっては10代後半の頃の時代になるのですが、つい最近とまではいかずともそこまで昔に聴いたような印象もないのが不思議でもあります。

 

なにしろ25年前くらいの音楽になるわけで、今高校生の人がこれらをもし聴くとなると、当時の私でいうとジャニス・ジョップリンやモットザフープル、デヴィッド・ボウイあたりを掘り返すくらいに経過した年数的には過去の音楽という事になります。

 

10代の当時は、自分の生まれる以前のものすごい遠い過去のアーティストのように感じていましたが、やはり若い方が聴いたらオアシスやブラーもそんな印象を与えるのかどうかもちょっと気になったりもしました。

 

↓で以前書いたように、世代では無い方にとっては興味の持ちにくいアーティストばかりだったかもしれませんが、「これ聴いてないような奴は分かっていない。」などというニュアンスは一切含んでいないので、今後もし興味の湧くタイミングがあったらこの記事を思い出して掘り起こしの参考までに見返してみてください。

 

ではまた明日◎ 

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