米国発のオーディオブランド、「Sonos(ソノス)」が実施したアンケート結果のお話です。
このアンケート結果を一言で表すのであれば、
「音楽を聞くことは、幸福度の向上に良い影響を及ぼす。」
というものでした。
ただでさえ長らく続くデフレの中でのコロナショックを受けて、かつてのように経済力に幸福の拠り所をおくことに疑問や不安の声は高まっているとも思います。
音楽を聴くだけで幸福度が高まるのであればそんな良い事はありませんし、音楽を好んで聴く方が増える事は嬉しい事この上ないので、アンケート自体は昨年の結果となりますが、詳しくこのアンケート結果を見ていくことで、皆さんと幸福をシェアできたらなぁと思います。
【目次】
アンケート実施内容について
アメリカ発のオーディオメーカー「Sonos」による「Brilliant Sound Survey(心躍るサウンドに関する調査)」と題されたアンケートになります。
主力商品は家庭用のスマートスピーカーとなる為、日常生活における音楽の需要や果たす効果の調査として実施されたものだと推察されます。
同社が世界12か国約12,000人を対象に実施したアンケートを受けて、日本でも独自に調査が行われ、その結果が公開されていましたので、それを元に本記事は進行していきます。
アンケート結果について
アンケート調査結果については、
「Brilliant Sound Study(心躍るサウンドに関する調査)」 日本独自調査結果参考資料(抜粋)
として公開されています。
2019年7月8日〜10日の間に1,500人を対象としたオンライン調査となり、サンプルとしてはやや少ないようにも感じますが、男女比や年齢比には偏りのないよう対象の調整はされているとの事。
ここからは、アンケート結果を順を追って見ていきたいと思います。
起床時に音楽を聴くことについて
- 朝は音楽を聴かない:29%
- 気分が良くなる:27.1%
- 1日の始まりの心の準備ができる:13%
- 頭をスッキリさせる事ができる:10.9%
- 起きやすくなる:7.8%
※一桁台の回答は割愛
最多回答こそ「朝は聴かない」となっていますが、45%の回答者が気分良くなる・起きやすくなるなどのポジティブな効果を示す回答をしています。
起床時にする事は何か?
- テレビを見る:49.7%
- 音楽・テレビはつけない:40%
- 音楽を聴く:10.3%
私個人はテレビは数ヶ月に一度付けるかどうか程度なので、「テレビを見る」が49.7%というのは驚きです。
朝音楽を聴く事に対してポジティブな効果を感じている人が多いとはいえ、実際に朝音楽を聴くという人は1割程度という結果が伺えます。
会社員などで出社前にバタバタ準備する中で、音楽を聴いている時間的余裕はなかなか無いですからね。。。
なぜ、通勤/通学中に音楽を聴くか
- リラックスできる:42%
- 気分が良くなる:29%
- 周囲の雑音を掻き消してくれる:19%
- ぼーっとできる:17%
- 1日の始まりの心構えができる:16%
- 通勤・通学中に音楽を聴かない:12%
※他、少数回答割愛/複数回答
「リラックスできる」が最多回答で4割以上となっています。
ストレスの解消法は何ですか
- 音楽を聴く:34%
- テレビを見る:31%
- 友人や家族と話す:29%
- お酒を飲む:28%
- 運動する:26%
- ゲームをする:24%
- 外食:24%
※他、少数回答割愛/複数回答
「音楽を聴く」が最多回答という結果にはアンケート実施会社がオーディオブランドなので、ちょっとした忖度を感じない事も無いですが、複数回答であればストレス解消に感じる人は少なくは無いという事かもしれませんね。
音楽と生産性に関する意識調査
この項目では、音楽を聴く事の影響を
- 生産性が上がる
- 気分が良くなる
- 集中できる
- インスピレーションが湧く
の4項目から年代や男女別に選択する調査となっています。
全体平均では40%弱が「気分が良くなる」と回答。
次いで、「集中できる」「生産性が上がる」が共に20%強、「インスピレーションが湧く」が10%ほどとなっています。
また、「音楽を聴くことで生産性が上がる」という割合は、若年層ほど高いという結果になっています。
運動中に音楽を聴く事で得る効果
- 長時間運動できる:22.6%
- 運動はしない:19.1%
- 運動中は音楽を聴かない:14.3%
- 休憩中でもやる気を維持できる:13.5%
- 周りに人がいても気後れしない:13.1%
- 運動の強度を上げる事ができる:12.7%
音楽を聴くことで長時間運動ができる・強度をあげられる、といったポジティブな効果を感じている回答が多数を占めています。
音楽の趣味について褒められると嬉しいかどうか
- ややそう思う:32.2%
- あまりそう思わない:21.2%
- そう思う:19.8%
- とてもそう思う:13.5%
※一桁台の回答は割愛
60%以上の人が「音楽の趣味を褒められると嬉しい」と回答しています。
音楽がムード作りに貢献するかどうか
- 音楽は聴かない:37.3%
- 音楽が影響する事はない:31.9%
- 音楽のおかげで良くなる:26%
- 音楽によって悪くなる:4.9%
個人的にはもうちょっと音楽はムードに関係すると感じてますが、シビアな結果ですね。。。
海外での調査結果 vs 日本での調査結果
最後は、海外と日本の調査結果を比較した4つの項目で締めくくられていました。
- 【同じ音楽が好きだと親密さを感じる】76% vs 50.3%
- 【音楽の趣味がいい人は 魅力的】70% vs 59%
- 【音楽の趣味を褒められると嬉しい】74% vs 65.5%
- 【セックスのとき音楽があった方が盛り上がる】 59% vs 11.7%
※赤字が日本
突如として最後にトリッキーな質問が出てきていますね。笑
いずれの項目も海外に対して日本が下回る結果で、少々残念ではありますが、セックスの時の音楽って海外の人は一体何のジャンルを流しているのか気になる所ではあります。。。EDMとか、、、?
最後に(まとめ)
ここでのアンケート結果を総括すると、音楽を聴く事で、リラックスできたり、ストレスを解消したり、前向きに活動ができたり、という効果があると感じる人が総じて多いという事は見て取れました。
また、掲載の参考にしたデータ内には記載がなかったのですが、
こちらの記事を見ると、
「1日に3時間以上音楽を聴く人は、音楽がコーヒー、セックス、テレビよりも欠かせない、と回答しています。」
というデータや記述があります。
音楽が大好きな人にとっては、「こんなアンケート結果から知らされるまでもなく、良い効果があると思って聴いているよ。」という所かと思いますが、改めて、イラっとしたり行き詰まったりした時には、意識的に音楽を流してみるとちょっとだけハッピーになれるかもしれませんので、みんなで試してみましょう◎
ではまた明日◎
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