TINY MUSIC LIFE

音楽を仕事にする方法やビジネス論、考察や小ネタなどをお届けする音楽情報ワンパーソンメディア。by TINY RECORDS八木橋一寛

日本DJ協会(一般社団法人)というのがあるそうで調べてみました

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DJ中の10年前の筆者...

本DJ協会をご存知でしょうか?

 

恥ずかしながら私、全然知りませんでした。

知らない事を恥ずかしいと感じたものですから、この「日本DJ協会とはなんぞや?」という事をこれから調べてみる事にしますので、ご興味のある方は是非ご一緒にお付き合いくださいませ🎧

 

 

日本DJ協会の概要 

基本情報

まずは公式サイトを覗いてみます。

一般社団法人となるそうで、

日本DJ協会は、DJを含む音楽の普及実現を目指し様々な活動を行う団体』

と冒頭に記されています。

 

設立は2014年で、現・代表理事、橋本達史氏の呼びかけで団体として誕生したとの事。

運営は株式会社スターミュージック・エンタテインメントが携わり、普及活動をはじめに、調査・研究、研修会・セミナー等の開催を行なっているそうです。

 

代表の橋本達史氏について

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※日本DJ協会公式サイトより引用

お名前に聞き覚えがなかったので、「誰だろう。。。?」と調べてみると、なんとDJドラゴンさんでした。

そう言われてみれば、そんな話を聞いたことがあったような。

 

TOKYO No.1 SOUL SETやTHE BIG BAND!!といったバンドでの活動に加え、テレビなどのメディア露出も一時期は多かったので、ご存知の方も多いかと思います。

 

写真が知っているお姿とは別人のようだったので、分かりませんでした。。。

 

日本DJ協会の3つのミッション

続いて公式サイトを見ると【3つのミッション】というものが掲げられています。

これがなかなかにアグレッシブで面白いです。

  1. DJを100万人にする
  2. DJを学校教育に取り入れる
  3. DJを通して文化交流をする

という3つの項目を大きく掲げています。

 

まず、「DJを100万人にする」というところから攻めていますよね。

単純計算で国民の100数十人に1人がDJという事になります。

「裾野を広げることで、DJへの理解の入り口を作り職業としてのDJの価値を高めたいと考えています。」

 と更に書き添えてあり、目的としては"職業"としてのDJを視野に入れている事が分かります。

 

ちなみに「そもそも今DJ人口ってどのくらいいるの?」という疑問が湧いてきますが、ちょっとした趣味としてDJ機材を触っている人も含めると正確な数字を出すことは難しいようで、2015年の記事によると日本のみで1万人程度いると推定されているとの事でした。

私個人的な肌感覚だと、自分が知っているだけで1000人くらいはいる気がするので、「もうちょっと多いのでは無いかなぁ。」とは思っています。

 

2つめの「DJを学校教育に取り入れる」についてはこのような追記があります。

音楽への取り組み方の有効な方法論としてDJの技術を普及することで、音楽教育の新しい形を提案します。

機材がそれなりに高額というネックもあるように感じますが、確かに「音楽って楽しい!」と思うきっかけ作りとしては、針を落としたり再生ボタンを押すだけで音楽が鳴るDJというものは、悪くは無いのかもしれませんね。

 

とはいえ、なかなかにハードルが高そうには感じてしまうので、個人的には「まずは部活としてDJ部みたいなものから普及に取り組んでみてはいかがでしょう?」なんて思ったりもしました。

 

最後の「DJを通じて文化交流をする」というもの。

プロからアマチュアまでを含めたDJプレイを通して国際交流の機会を創出します。

この説明だけだとピンとこないところはありますが、DJに限らず音楽は言葉が通じずとも異国・異文化間での交流を図りやすいカルチャーですから、目的や言いたい事は理解できますよね。

 

DJ検定

検定受験内容

日本DJ協会の取り組みの一つとして、「DJ検定」というものがあります。

これはSNSなどで度々見かけていたので、私も存在は知っていました。

5級から1級の5段階に分かれており、1級2級の試験は準備中との事なので、現在3級までが受験対象となっています。

 

試験内容についてですが、5級、4級はDJにまつわる用語や歴史などの基礎知識についてのテキスト問題のみで、無料でWEB上にて受験が可能だそうです。

3級については、DJの実技動画を提出するという形で実技試験も加わります。

 

1級2級については、日本DJ協会が提携するDJスクールでの受講や実技試験を伴うという事で、オンライン上ではなく実際に足を運んで受験を行う形となるようです。

※ちなみに現在、東京・大阪のDJスクール7校と提携しているという事です。

 

検定受験のメリットは?

SNS上でなんとなく目にしていた時は、「唐揚げ協会」とか「カレーパン協会」といったある種の"協会ブーム"の頃だったので、それらと同じようなネタっぽいものかなと思っていましたが、実益もあるようです。

 

3級までは特に無いようではありますが、2級になると「DJ協会認定スクールの講師資格を得る」というスクール講師の資格取得に繋がります。

1級であれば「DJ協会認定のスクールが開講出来る」、「提携レーベルからDJ MIX配信の権利を得ることが出来る」というメリットが付与されるそうです。

 

また、3〜5級の場合には、"合格証書"も発行されるので(希望者のみ/有料)、時間のある方はネタとして取得してみても面白いかもしれませんね。

 

最後に(まとめ)

ちょうど前回の記事では、

こんな内容についても触れましたし、DJの裾野を広げることや地位の向上を図らない事には、こんな世の中の状況ですしDJカルチャーは勢いを弱めてしまう懸念があります。

 

取り組み内容としては、"DJ検定"しか自分の耳には届いていなかったので(それもネタっぽい印象で。汗)、無料配信などでみんなの知っている曲を使ったクオリティの高いDJプレイなんかを拡散してくれたりすると良いのかなぁなどと思ったりもしました。

 

そんな感じで今回は「日本DJ協会ってなんぞや?」というお題で書いてみましたが、お役に立ってくれたら幸いです。

 

ではまた明日◎ 

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