好きなアーティスト(ミュージシャン)の影響を受けて、そのファッションの真似をする。
音楽ファンであれば、ほぼ全ての人にそんな経験があると思います。
いち早く最新のスタイルを取り入れたり、逆になんでもない格好がクールに見えたり。
ファッションというものは、数あるカルチャーの中で最もポップ・ミュージックにとって親和性が高いと思います。
音楽を一層楽しむ大きな要素のひとつと言えます。
そんな訳で、今回はミュージシャンのファッションについてです。
その中でもまずはスニーカーにフォーカス。
「このアーティストと言えば」
「このアーティストによって流行した」
これまでも現在も、そんなスニーカーは多数存在しています。
あまりマイナーなアーティストや手に入らないスニーカーを取り上げても。。
という事で、
"パブリックイメージが定着している海外のビッグアーティストとスニーカー"
をおさらい的に5組(5足)まとめていきます。
【目次】
Run-D.M.C.(ランD.M.C.)- アディダス | スーパースター
adidas - Superstar (アディダス | スーパースター)
「スニーカーとミュージシャンと言えば」ですね。
今ではスタンスミスに継ぐ大定番、スーパースター。
シューレースは抜いて紐なしというのが彼らのスタイルでした。
「マイ・アディダス」なる楽曲までリリースし一大ブームに。
スポーツシューズからファッションシューズへイメージ変革を起こし、特筆すべきはミュージシャンがスポーツブランドと契約を結ぶパイオニアとなった点。
その後、20年間の長きに渡る契約は続きました。
廉価のモデルではなく、Originalsラインの物だとシェル部分がエイジング的にイエローがかっていて雰囲気が更に良いです。
BEASTIE BOYS(ビースティ・ボーイズ)- アディダス | キャンパス
adidas - CAMPUS(アディダス | キャンパス)
こちらもアディダスの大定番。
1983年発売で、ビースティ・ボーイズがシンボリックに履きこなしブームとなりました。
シンプルなデザインながら、スエード素材のアッパーによる表情もあり、ファッション関係者などからも"ベストスニーカー"に挙げられる事も少なくない名品です。
NIRVANA(ニルヴァーナ)- コンバース | ジャックパーセル
converse - JACK PURCELL (コンバース | ジャックパーセル)
フロントマン、カート・コバーンが着用した事で、グランジ・ファッションの足元と言えば、ジャックパーセルが代名詞に。
履き込んで汚れたりヨレたりしてこそ、ハマる一足です。
オマージュ的に、多くのブランドのアイデア・ソースにもなっています。
Björk(ビョーク)- リーボック | インスタポンプフューリー
Reebok INSTAPUMP FURY(リーボック | インスタポンプフューリー)
1994年発売。NIKEのAIR MAX95と共に、当時ハイテクスニーカーブームを大爆発させた同社を代表するモデルです。
ファッション誌「Cut」の表紙でビョークが着用していたことで早耳な関係者に注目され、すぐさま一般層でも大ヒット。
シューレースは無く、ポンプで空気を入れる事でフィッティングするという斬新さ、何よりこのイエロー×レッドのカラーリングは、当時かなり衝撃的でした。
THE STROKES(ザ・ストロークス)- コンバース | オールスター
converse - All Star (コンバース | オールスター)
1917年より生産されているキング・オブ・スニーカー。
あまりに定番過ぎるので、象徴するアーティストというニュアンスからはやや逸れますが、2000年デビューのザ・ストロークスは改めてオールスター(特にハイカット)の格好良さを再認識させてくれたと思います。
ジャックパーセル同様、履き込んでからその良さが増していきます。
まとめ
強くイメージの定着しているアーティスト&スニーカーという縛りだったので、5組だけに絞らせていただきました。
「ナイキが無いぞ!」
「ニューバランスは?」
という声が聞こえてきそうですね。。苦笑
インターネットにより気軽に情報収集ができるようになった2000年以降となると、なかなか強烈なパブリックイメージは生まれにくいもの。
特にナイキはエアマックスやジョーダン・シリーズ以降という、割と近年トップランナーに躍り出ているので、「コレ!」というものが思いつきませんでした。
また、カニエ・ウエストのYEEZY BOOST(イージーブースト)に代表されるように、近年ではメーカーのインラインのモデルを着用するというよりも、アーティストのプロデュースやコラボレーション、シグネチャーモデルの印象が強いという事もありますね。
いつも割と真面目な記事が多いので、たまにはこういう記事も良いですね。
また、こういうのも書いてみたいと思います。
では、また◎